東京工業大学合格に鉄壁は必要なのか?
はじめまして!東工大生のラッシーです!今回はかの鉄壁について東工大受験の観点からお話ししたいと思います。
鉄壁は受験合格のためのバイブル(?)
大学が人間のいわば”価値”を証明する項目の一つとなり始めたここ数年、志望大学合格を志す高校生たちが
「単語力をつけよう!」
「英語を得意科目にしよう!」
そう言って買い続け、難関大受験のバイブルとも呼ばれるようになった単語帳こそが
鉄緑会編集の英単語帳”鉄壁”です。
まずご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、東工大の話の前に、鉄壁について少し掘り下げておきましょう。
鉄壁...?なんすか鉄壁って?
前述の通り鉄壁とは難関大合格のための英単語帳です。この単語帳のことですね。この本は持ってない、知らない人またはあまりよくわからずに使っている人たちのために鉄壁をご説明させていただく章です。長い文章を読みたくない人は猫の画像でも開きながら青色太字だけ追ってください。
この単語帳は編者も述べていますが”確実に”覚えるための単語帳です。
みんな大好きYouTubeでは、生徒たちが単語を覚えていないことに呆れてしまった鉄緑会の講師が単語をちゃんと覚えてもらおうと配り始めたプリントが鉄壁の大元だと解説されていました。
内容
前述の経緯あってか、一単語ごとに内容が非常に濃いです。
例えば一番最初に出てくる単語はvitalです。意味はみなさん何となく分かると思いますし、かの有名なGoogle先生には「重要」と端的に訳されてしまう基本的な単語ですが、それだけでも16行+イラスト使われています。この単語が語源vit(生命)+-al(形容詞化)で作られる事、そこから推測・生成される二種類の意味、vitalを使った名詞や例文(和訳付き)、例文で使われている単語の解説先、派生語等盛りだくさんです。編者自ら手掛けたイラストもシンプルながら意味や語源を掴みやすい仕様で、一単語にかける情熱はほかの単語帳をはるかに超越しています。
構造
また、ただ単語を羅列した、出る順に並べただけ等の単語帳ではありません(注意!:某単語帳を揶揄しているわけではありません)。この単語帳は意味や語源、形が似た単語を一つずつのセクションで分けて関連づけて覚えやすくしていたり、覚えておくべきかを受験指導塾としての力で単語ごとにランク付けしてあります。
さらにセクション中にミニテストが出題されたりセクション末に細やかな復習テストがあったりして「覚えた”つもり”」を避ける仕組みになっています。
収録されている単語自体も優しい単語から速〇英単語の上級者でも乗っていないような難単語まであります。
改訂版ではよく皆さんが苦しまされる、「机の上に開いておくと勝手に閉じてしまってイライラ」という分厚い本あるあるを改善してくれており、もはや文句の付け所がありません。読み切るのは時間がかかりますが、ほかの単語帳は複数のシリーズを周回しなければいけないことを考えると、結果的には時短にもなるでしょう。
要はこれさえちゃんとやれば大体単語に苦しまされることはない、と言われる単語帳なわけです。
(注)この章の最後なので言っておきますが私は鉄緑会の回し者ではありません。鉄壁を買ったことがあるだけの純朴な青年です。
長文長め、複雑構造少なめ、専門用語マシマシでお願いします
試験形態
次に東工大の英語についてお話しておきます。というのは、そもそも東工大の英語についてきちんと分析できていなければ必要なのかの吟味は不可能だからです。当たり前ですね。ちなみにこういった条件や十分性が加味されていない答案を出してしまうと難関大では点数が消し飛ぶので数学理科は気を付けましょう。
まず英語の立ち位置です。東工大の二次試験は
得点配分が
数学300 英語150 物理150 化学150
次に試験時間(m)が
数学180 英語90 物理120 化学120
ですね。
お判りいただけたでしょうか?このせいで東工大受験において英語はモブ扱いされています。だから英弱国弱で東大を諦めた人間が「東工大に志望校変えました!」とよく言いだすわけですね。
試験内容
試験内容としては大問は二つで両方とも長文です。両方長文といってもこの二つはその長さに大きく差があります。長いほうはB5で6ページを超える年もありますね。また、2020年度までこの二問は配点が同じだったので、英弱東工志望は短いほうだけでもなんとか読み切って解き切り、長いほうは出来に関して諦める、といった戦法で攻略されていました。
余談ですが、2021年に唐突に配点が変わり、長いほうが重くなる、という当たり前の配点になったおかげで多くの英弱が発狂したことは記憶に新しいのではないでしょうか。Twitterは大いににぎわっていましたね。英強は差をつけることができてうれしがっていました。ちなみに私は喜んだほうでした。得点は120↑でしたね。八割越えはよいアドバンテージだったと思います。
長文考察
この長文自体は内容(つまりは長さ)に重きが置かれていて、恐らく入学後研究段階で海外の論文を読み漁ることを想定しているのだと思いますが、つまり情報処理が大事で、文構造自体はシンプルで読みやすいです。論文は世間一般の印象と異なり、平易に明快にというのが大事とされているためです。ちなみに入学後文字数を増やそうと舐めくさったごちゃごちゃレポートを書きあげると容赦なく点数が飛んでいくので今のうちから注意しましょう。
今章:単語力死す
前章の時点で何となくわかったのではないでしょうか、結論を言ってしまうと
東工大にそこまで単語力は求められません。
こちらが分からないような難単語や専門用語はすべてかっこ付けや注釈、言い換えで文章中で解説してくれます。優しいですね。よって日々の勉強や皆さんがこれまで触ってきた単語帳程度で十分です。
単語のマイナーな意味も、ある程度の英語力があれば文脈から察することもできますし、圧倒的な問題のその長さのおかげでもし数単語分からなくとも読み飛ばせてしまいます。要は東工大の試験問題は鉄壁が必要なレベルではないんですね。他の簡単な単語帳はどうか?という話は別に書こうと思っています。
タイプ別鉄壁診断
結論に入りますと、鉄壁が東工大”受験”に必要かと聞かれると答えは三通りになります。
(1)YES
東工大受験生は主に三パターンいて、そのうちの一つが
”私立をしっかり固めたい”勢です。ここの分類は英強や現役生が多いですね。なぜなら早慶があるからです。派閥内でもどこまで英語を重視するかは人それぞれですが、早慶は試験の配点・時間からすれば英語勝負みたいなところがありますから、この派閥はどうしても単語が求められます。
つまりは東工大のために、というよりかは早慶受かって後顧の憂いを断ちたい、という人たちが早慶のために鉄壁をやるわけですね。早慶は難解な単語の多い文章や単語問題が多く、鉄壁は欲しいところです。英強として早慶を極めるなら鉄壁だけでなく難単語集などもいるでしょうね。
早慶受かっておく(受けておく)と精神的に安定して東工大を受験できるので、ある意味鉄壁は東工大受験に必要といえるでしょう。勿論鉄壁を読んでおけば東工大の試験も読みやすいですから、東工大には無駄、というわけではありませんよ?
(2)NO
二つ目のパターンが”東工大を優先する”勢です。化強や物強や物強、浪人生が多いですね。東工大の二次試験に力を注ぎこみ、同じ配点である化学や物理を極めて、英語の失点を揉み消すタイプです。英語のやる気がないならばこちらです。この人たちに英単語などやっている時間はあまりないでしょう。
一般的に英単語は遅くても高2が終わるまでに済ませておくものですが、この派閥を志すならばより早めに英語(特に単語)に見切りをつけ、いわゆる受験期(受験一年前くらいから)以前から力をため込み、理科の物量で英強をつぶしましょう。ただし、余程英語ができないなら高2の秋までなら少しでも英語をましにするために読んでもいいかもしれません。
(3)NO寄りの本人次第
三つ目のパターンは”東工大以外out of 眼中”勢ですがここは例外中の例外です。東工大単願や仮に早慶など併願したとしても一年分たりとも対策をとらないなど、彼ら以外から見れば不安でしかない選択でも意気揚々とやってのけます。受験ガチ勢や東工大ガチ勢、ただのガイジが多いですね。
この人たちは基本的にgoing my wayですので、鉄壁を買うか買わないかはもはや本人の気分や計画(?)で選んだほうがいいでしょう。ただし、受験校が東工大である限り要らないとは思いますがね。ちなみにこのブログを見る人はこの危険派閥ではないのでご安心ください。
お読みになったでしょうか?皆さんがどの選択肢に当てはまる、または当てはまるようになりたいかご自身の受験プラン片手によく考え、結論を出していただきたいと思います。
最後に
前章・前々章では鉄壁は
東工大の試験:必要じゃない
東工大志望者の受験生活:あなたが英強を目指すか化強・物強を目指すかで変わる
という話をしました。
最後になりますが、
診断で(1)を選んだ方、入学後英語の授業は難易度はチョロいです。TOEIC,TOEFLにだけとりあえずは気を付けましょう。
診断で(2)を選んだ方、大学入学後、一年生から早速課題やプレゼン、TOEIC,TOEFLで苦しくなると思いますので、覚悟しておきましょう。
初投稿で拙い部分が多かったと思います。最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
また、要所要所にネタやパロディが入っていました。寛大な心で読み進めていただいたのだと思っております。大学合格後、SNSを通じて友人やサークルを決める機会が多いですので、今回理解があった方はそういった環境にとても適応しやすいと思います。
それではまたお会いしましょう。
皆さんのご入学お待ちしております。

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