東工大は浪人しても、或いは浪人を覚悟しても志望するべきなのか?

 

こんにちはラッシーです!今回はよく言われる、浪人を覚悟すべきか諦めるかについて少し参考となるようなことが書ければ、と思います。

なぜ東工大に?

まず知名度はとても低いですし、相当自分からアクションを起こさないと出会いもほぼありません。一般的な”大学生らしい”生活を送れる人は少数派でしょう。皆さんがそもそも東工大に何を求めているのか、そこを考えるべきだと思います。

東北大や阪大は理系に秀でており、さらに比較的安価で寮や下宿がとれるようなので、大学でできた友人を部屋に招いたり、一緒に出歩いたり、という生活は十分に望めます。文系もありますし、様々な出会いがあることでしょう。

早慶も十分な高学歴ですし、東京及びその近辺にあることそれ自体がアドバンテージでもあります。出会いの多い大学の代表格と考えられていますし、理系ならば大体の人は院に行くでしょうから、そこで大学院から別の大学を望むこともできます。仮面浪人の潜伏場所としても知られていますし、決して低評価はできません。

以上のように、高学歴で魅力もある他大はあるわけです。もう一度自分がなぜ東工大を目指すのか考えてみましょう。

浪人の大変さ

これは僕自身は現役合格なので分かりませんが、約一年勉強し続けてもう一度受験するわけです。塾代稼ぎでバイトをすることになるかもしれません。世間の目も気になるかもしれません。人によっては相当ストレスがかかるでしょう。そうまでして行きたいのか、よく考えるべきです。

東工大の魅力は?

これまで東工大を諦めてしまうようなことを書きましたが、ここからは多少前向きなことも出していきましょう。

東工大がいい理由の一つとして、研究力の高さがあります。世間では東大が一番すごいと思っている人が多いですが、実際に素晴らしい論文や功績をあげている研究者の大学としては東工大が一番といえるでしょう。

留学先も豊富です。中国の有名な理系大学の清華大学をはじめとし、とても優秀な連携先がそろっています。グローバル系の支援プログラムやカリキュラムも多く用意されていて、理工人としては国際的にも良い大学です。

立地も良いですし、今までの記事で書いてきたような長所もあります。浪人生が多く東工大を志すのにはそういった高レベルな大学である、という理由があると思っています。

実際浪人生は?

とても多いです。現役1に対して浪人は3,4ほどいます。その中でも二浪は体感2,3割はいますし、三浪以上もいます。現役だと驚かれることも多いです。なので実際に浪人して入ってくる人は多いというわけです。何ら恥じることはありません。

最後に

結局浪人を覚悟してでも受けるべきか、浪人しても東工大を望むべきかは個人によります。色々調べて、実際に行ってみたりして、見定めてください。そのときにこの記事を頭の片隅にでも置いておくだけでも大丈夫です。

僕は受験の時、浪人するつもりはありませんでした。併願の早慶理科大で止まるならばそこで諦める気満々でした。理由は家が裕福じゃなく、浪人生活が怖かったからです。浪人する金も勇気もなかったので理科大しか受からなくてもそれで終える気でした。

当時早慶の手ごたえがひどすぎて家族に「どうしよう、このままだと理科大フィニッシュしちゃう。」といって理科大に失礼すぎるパワーワードを生み出してしまったことは記憶に新しいですね。浪人する気はないのに現役で受け入れてくれる大学には毒を吐く模範的な害悪生徒だったといえます。
”理科大フィニッシュ”は今でも忘れられない最低な言葉です。

言っちゃえば、早慶で手応え的にはすっころぶ程度の実力しかなかったのに、それでも最後まで東工大志望だったのは、愛すべき家族の期待や一目ぼれした数学の魅力のおかげだったのだと思います。あまり深くなくてもいいです。自分で納得できる”諦め”あるいは”貫徹”の感覚を見つけてほしいと思います。

それでは皆さんの気持ちの良い受験生活をお祈りしてここらで筆をおかせていただきます。

皆さんのご入学お待ちしております。

コメント